人間らしく生きるための文化について研究を深め、社会人として充実した生活を実現する能力と適性を有する。
愛情に満ちた、正しい幼児教育のあり方について研究を深め、こどもたちの豊かな成長に貢献できる能力と適性を有する。
生命を支える栄養に関わる研究を深め、栄養士として、人々と社会の健康維持に貢献する能力と適性を有する。
(1)本学の教育目標に掲げた理念に学ぶ意義を認める者
①人間の尊さと可能性の豊かさに目覚め、真理、愛、自由の探究の仕方を身につける。
②国際的視野をもち、賢く思いやり深い女性としての使命に気づき、実行力を養う。
(2)本学の設置する専攻科において、目標とする学問を研究する能力や適性を有する。
①短期大学または専攻科入学以前の学修において、基礎的な栄養学またはその関連科目を修得している。
②学士(栄養学)を取得する熱意がある。
本学はこのような教育理念に同意し、自らの能力や適性を高めようとする志のある者を、入学者として受け入れることを方針としている。(アドミッションポリシー)
この方針を受けて生活文化科の各専攻は、学位授与にあたって、その人間的成長と学問的な成長の成果を次のように求めている。
生活全般に関わる学問分野に研究的に取り組む姿勢が見られるとともに、専攻が特色としている分野それぞれについて、知識、技能、態度などの学習成果が身についていると見ることができる。
人間の命の大切さを心に留め、慈しみの心をもって保育士、幼稚園教諭としてのあり方を研究しようとする姿勢が見られるとともに、専攻が求めている保育や幼児教育についての学習成果が身についていると見ることができる。
生命を支える栄養に関わる科学を学び、研究を深めようとする姿勢が見られるとともに、専攻が求める栄養関連諸科学についての知識、技能、態度が学習成果として、身についていると見ることができる。
栄養学およびその関連科目において、学習成果を満たすことにより、栄養士として、また栄養士としての実務1年間を経た後に管理栄養士として、職域に求められる力を十分発揮できる専門的能力を身に付けている。また、栄養士・管理栄養士として様々な課題を解決するための方法を見出し、それらを提言できる。これらは、専攻科健康栄養専攻において開かれている科目の履修、特に「学修総まとめの科目」である「特別研究」の履修により培われる。独立行政法人大学評価・学位授与機構による、短期大学および専攻科における単位履修と「特別研究」に関する審査を経て、「学士(栄養学)」の学位を取得できる。
本学は生活文化科の中に生活文化専攻、生活こども専攻、健康栄養専攻の三つの専攻を、また、専攻科の中に健康栄養専攻を有している。それらの専攻及び専攻科において学ぶ学生に対して学位を授与及び修了を認定する方針を学則の中に規定している。代表的な条項は次の通りである。
①修業年限
2年、ただし、4年を越えて在学はできない。
②教育課程
各専攻に授業科目および単位数が定められ、それぞれ卒業・修了するために必要な単位数が定められている。各教育課程は学生便覧の別表に記載した通りである。
③科目の履修方法・学習の評価
(ⅰ)各授業科目の履修を修了した者には認定のうえ、単位を与える。
(ⅱ)単位取得の認定方法は試験、論文、その他の方法による。
教育課程の編成方針、および、その実施の方針は学科の目標と期待する学習成果、また、それを継承したかたちで設けられている生活文化専攻、生活こども専攻、健康栄養専攻、それぞれの目標とする学習成果の実現に向けて具体化されていく。
生活文化科は本学の建学の精神である神の人間に対する愛と命の尊厳を基本理念としている。生活文化専攻、生活こども専攻、健康栄養専攻におけるそれぞれの分野の専門的な教育研究を通して、心を豊かにする科学を身につけた人間の育成を目的とする。
生活の全般に係わる分野について、人間らしく生きるための文化と捉えて学習し、命と人格を育むための教育・研究を行い、自己に与えられた能力を高め、社会貢献できる人材の育成を目的とする。
人間の命の大切さを深く心にとめ、子どもたちの豊かな成長を図る力を身につけた保育士・幼稚園教諭の養成に係わる教育研究を行うとともに、慈しみの心をもって、社会に貢献できる人材の育成を目的とする。
栄養学の幅広い学習により、心身の健全な発達、健康の維持に係わる事項について理解し、実践力を身につける教育・研究を行い、相互愛をもって健康維持に資する栄養士として、社会に貢献できる人材の育成を目的とする。
専攻科健康栄養専攻は栄養学の専門的研鑽と、その教育・研究によって、学士(栄養学)を取得 し、管理栄養士受験資格に通じる学力を身につけ、国際的視野と人間愛をもって、社会に貢献できる人材の育成を目的とする。