【授業紹介】生活文化専攻「海外インターンシップ」(シンガポール)

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【授業紹介】生活文化専攻「海外インターンシップ」(シンガポール)

シンガポール海外インターンシップを実施しました

生活文化科生活文化専攻・女性リーダー育成コース(多文化共生社会ゼミ)の2年生4名が、2026年7月26日(日)から8月1日(土)まで、シンガポールで海外インターンシップに参加しました。
今回の研修の目的は、海外へ行くことそのものではなく、シンガポールの経済や観光ビジネス、多文化共生、海外で働く女性のキャリアなどについて、「自分の目で見て、人に聞き、自分で考えること」です。
学生たちは出発前からシンガポールについて調べ、それぞれに「現地で何を確かめたいか」「何を発信したいか」というテーマを設定して研修に臨みました。

出発時またはシンガポール到着時の学生4名

 

多文化都市シンガポールを「自分たちの足」で学ぶ

シンガポール到着後は、できるだけ公共交通機関を利用して、自分たちで街を移動しました。
マーライオン公園やマリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどを訪れ、世界中から人々を惹きつける観光都市としての魅力や、都市空間のつくり方を実際に体感しました。
ホーカーセンターでは、食事を楽しむだけではなく、ハラール対応の表示や食器返却場所が分けられていることにも注目しました。日常生活の中に宗教や文化の違いへの配慮が組み込まれている様子は、「多文化共生」を身近に考える機会となりました。
また、ミッション達成型フィールドワークでは、リトル・インディア、アラブ・ストリート、チャイナタウンなどを訪問しました。
街を歩くと、そこに暮らす人々の服装や言葉、宗教施設、飲食店、商品、街並みが大きく異なります。同じシンガポールという国の中で、それぞれの文化が大切にされながら共存していることを、自分たちの目で確かめることができました。

リトル・インディア、アラブ・ストリート、チャイナタウンなど

 

シンガポールで働く人々との出会い

今回の研修では、観光や街歩きだけではなく、シンガポールで実際に働く人々から直接話を聞くことを大切にしました。
NSG Global Pte Ltdを訪問し、シンガポールに進出した日本企業として、現地の人々と仕事をする中で経験した文化や習慣の違いについてお話を伺いました。
また、「若いうちに海外へ目を向けることで、日本のことがさらに見えてくる」「海外へ出ることで、日本では出会うことのなかった人々とのつながりが生まれる」といったメッセージもいただきました。学生たちにとって、自分の将来を考える貴重な機会となりました。

NSG Global Pte. Ltd. CEO 難波 修二郎 様からご講話をいただきました。

NSG Globalでの企業訪問・講話

 

海外で働く日本人女性から学ぶ「キャリア」

シンガポール在住の日本人女性からも、海外で働くことや現地での生活についてお話を伺いました。
その方が初めてシンガポールを訪れたのは、学生たちと同じ大学2年生の頃。スタディツアーへの参加をきっかけに、「いつか海外で働きたい」という思いを持つようになったそうです。その後、日本で約10年間働き、キャリアを積みながら機会をつかみ、シンガポールで働くという夢を実現されました。
現地での生活や仕事についても、物価の違い、多文化社会で暮らすこと、異なる文化や習慣を持つ人々と一緒に働くことなど、実体験を交えながらお話しいただきました。
特に印象的だったのは、海外の職場では、日本でありがちな「言わなくても分かってもらえる」というコミュニケーションは通用せず、自分の考えをきちんと言葉にして相手へ伝えることが大切であるというお話でした。
今、短大2年生としてシンガポールを訪れている学生たちにとって、同じ年代の頃の海外経験が、その後の人生やキャリアにつながった方のお話を直接聞けたことは、自分自身の将来を考える大きな刺激となりました。

現地在住 大藪 梨鈴 様より海外での生活についてお話を伺いました。

シンガポール在住日本人女性との交流

 

グローバルな「人」と「仕事」を考える

パソナシンガポールでは、シンガポールにおける人材育成やグローバル人材の雇用、海外での働き方などについてお話を伺いました。
海外で働くことを特別な世界の出来事として捉えるのではなく、どのような経験や力が必要なのかを具体的に知ることで、学生たちにとって「世界で働くこと」をより身近に考える機会となりました。
そして、NSG Globalでは、実際のビジネスを想定したインターンシップにも取り組みました。
シンガポールのサッカーチームを題材に、どのような人をターゲットにするのか、どのようなロゴやグッズであれば観客に興味を持ってもらえるのかなど、マーケティングの視点からアイデアを考えました。
限られた時間ではありましたが、「誰に、どのような価値を届けるのか」を考えながら、海外でビジネスに取り組む一端を体験する貴重な機会となりました。

PASONA Singapore Pte. Ltd. Managing Director 森村 美咲 様からご講話をいただいました。
NSG Global Pte. Ltd.にてインターンシップをさせていただきました。

パソナシンガポールまたはインターンシップの様子

 

「海外に行った」で終わらせない―体験を学びへ

今回の海外インターンシップで大切にしたのは、
「調べる → 見る → 聞く → 比較する → 考える → 発信する」
という学びのプロセスです。
学生たちは、出発前にシンガポールの経済、観光、多文化共生、グローバルビジネス、女性のキャリアなどについて学び、それぞれが現地で確かめたいテーマを持って出発しました。
そして現地では、企業で働く方々やシンガポールで生活する方々から直接話を聞き、街を歩き、自分たちで公共交通機関を利用しながら、「事前に調べたシンガポール」と「実際に自分が見たシンガポール」を比較しました。
最終日には、滞在中に利用してきた地下鉄やバスを使って自分たちで空港まで移動しました。学生たちにとって、自分たちで考えながら海外の街を移動し、研修をやり遂げた経験そのものも、一つの大きな成果となりました。
 

次の挑戦は、学びを「自分の言葉」で社会へ

研修は、帰国して終わりではありません。
これから学生たちは、今回の海外インターンシップで得た経験をもとに、一人ひとりが自分の探究テーマをさらに深め、noteを活用したポートフォリオ制作に取り組みます。
目指すのは、「食事がおいしかった」「観光地がきれいだった」といった旅行記ではありません。
事前に調べたこと、現地で自分が発見したこと、人から聞いたこと、日本との違い、そして「なぜそうなのだろう」と考えたことを、自分なりの根拠とともに整理し、大学生としての視点から社会へ発信していきます。
海外で得た経験が、すぐに将来の答えになるとは限りません。しかし、自分とは異なる社会を実際に見て、人と出会い、「自分ならどう考えるか」と問い続けた経験は、これからのキャリアや人生を考える一つのきっかけになります。
シンガポールで出会った多くの皆様から、これから社会へ羽ばたく学生たちへ温かい応援のメッセージをいただきました。
今回の出会いと経験を、これから学生たちがどのように「自分の学び」へと変え、自分の言葉で社会に発信していくのか。
4名それぞれのnoteポートフォリオの完成が楽しみです。
 
 

【本記事に関する連絡先】
生活文化科生活文化専攻 准教授 佐藤邦子
TEL(代表): 018-845-4111
FAX(代表): 018-845-4222
メールアドレス:kuniko#akita-seirei.ac.jp
*送信する際には#を@に置き換えて送信してください。


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