【卒業生紹介】専攻科健康栄養専攻修了生　病院勤務　管理栄養士　M.Iさん

本学の卒業生・修了生は栄養士、管理栄養士、栄養教諭として、病院、福祉施設、学校、行政機関などの様々な職場で活躍しています。

今回、2009年度本科健康栄養専攻卒業、2011年度専攻科健康栄養専攻修了　病院勤務　管理栄養士　M.Iさんにお話を伺いました。

◆　現在の仕事について教えてください

秋田大学医学部附属病院の管理栄養士として勤めています。主に栄養指導・NST・給食管理（月報・衛生管理・災害関連）・実習生の指導に携わっています。医療スタッフや受託業者に相談しながら日々過ごしています。また、医療情報部や施設管理室などの他部署とも連携を図り、カルテ・献立作成に関するシステムの相談や厨房内整備など、より良い職場環境にできるよう努めています。

◆　大学ではどのような学びに力を入れましたか

食べることが大好きなので、各食品の栄養素や調理による変化について知ることができる「食べ物と健康」「基礎栄養学」は楽しみながら学んでいました。資格取得後はライフステージごとの栄養相談ができるようになりたいと思っていたので、「応用栄養学」「臨床栄養学」に力を入れていました。

◆　在学中大変だったことはありますか

座学・臨地実習・就職活動・アルバイトが重なった時期は目まぐるしい毎日でした。専攻科修了後一年間は、仕事をしながらの管理栄養士国家試験対策も大変でした。自分なりの短期・長期目標を設けて、少しでも時間を有効活用できるよう過ごしました。優しくご指導してくださった先生方・同じ目標をもった同期・家族のサポートのおかげで、管理栄養士国家試験に臨むことができました。

◆　大学で学んだことは今のお仕事の役に立っていますか

管理栄養士国家試験科目に関わらず、在学中に学んだ全ての授業が、今の業務に役に立っています。

授業以外でも、大学・実習先でお世話になった先生方、学校行事などで交流のあった先輩・後輩・地域の方、授業後の友人・家族との時間など、人とのつながりの大切さを学べた4年間でした。仕事柄さまざまな方と接する機会があるので、大学時代の経験を基に、いま目の前にいる方との関わりを大切に過ごしていきたいと思っています。

◆　今後の目標を教えてください

栄養指導には、さまざまな食生活・家庭環境・疾患をお持ちの方が来られます。その方の悩みや思いが少しでも前向きになれるような提案ができる管理栄養士になりたいと思っています。また、急性期病院では病状が軽快すると転院・施設入所・自宅など療養先が変わるため、栄養管理が継続できるように地域連携にも力を入れていきたいと考えています。