2025年6月10日 心をこめて蒔く種はやがて大きな実りへ
「惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」
今週の朝礼で読まれている聖句は、コリントの信徒への手紙Ⅱ の9章6節のこの言葉です。
来週から始まる3年生の総括テストに向けて、日々の努力が実を結ぶことへの希望を込めて選ばれました。先週の金曜日には、3年E組の遠藤凛心さんがこの言葉に自身の思いを重ねながら、全校生徒に向けてとてもわかりやすく聖句の紹介をしてくれました。
/
先週は、生徒会中央委員選挙立会演説と投票が行われました。全校生徒が立候補者の言葉に耳を傾けながら自らの一票を託し、新しい中央委員メンバーが決まりました。
そして今日の放課後は、生徒会中央委員の新旧役員によるリーダー講習会を行いました。
この講習会は、次期生徒会を担うリーダーたちが、ひとつのチームとして歩み出すための大切な機会です。
私からは、「人のために仕える心をもったリーダー ~サーバント・リーダ~」についてお話をしました。本校にはそのための土台、教育理念「One Heart, Many Faces~人を結び、世界を結ぶ~」や、教育目標「光の子として歩みなさい。~すべてのいのちと共に輝く~」があります。誰かの笑顔のために声をかけたり、手を差し伸べたり、勇気をもって一歩を踏み出すことができるリーダーであって欲しいという願いを伝えました。
その後、新旧の役員がともに語り合い、「責任感と信頼」「報連相の徹底」「自分の意見も、他者の意見も大切にして最善を導く力」など、数多くの大切なキーワードが生まれました。7月には、聖霊祭とスポーツ大会という、学校をあげた大きな行事が控えています。新旧のリーダーたちが力を合わせ、生徒全員が笑顔で、高校生活の大切なひとときを心に刻めるよう、準備を進めています。
/

ルルド館渡り廊下のハイビスカスに、たくさんの柔らかい若葉がお目見えしました。蒔かれた種が陽を浴びて芽を出し、葉を広げ、やがて花を咲かせるように――ひとつひとつの努力が、静かに、でも確かに未来を育てています。
今日の小さな一歩が、明日の大きな実りへ――ハイビスカスの若葉に重なるように、一人一人の本気が、3年間を“最高”のものにしてくれると信じています!