校長室の窓から

2025年6月9日  歌声・音色・祈り ― 初夏に響く聖霊の風

先週、出張で学校を離れいて、久しぶりにルルド館2階の渡り廊下を歩くと、明るい黄色と優しいピンクのペチュニアの花が元気いっぱいに咲き誇っていました。「おかえりなさい」と声をかけてくれているかのようでした。

季節は確実に歩みを進め、初夏の光とともに、生徒たちの活動もいっそう活気づいています。

7日(土)には、本校合唱部が主催する Seirei Chorus Academy(SCA) の第3回練習が行われました。SCAは、小・中学生に合唱の楽しさを伝えることを目的としたプログラムで、合唱部の生徒たちが“サポーター”となって活動を行っています。この日も5階音楽室には子どもたちの澄んだ歌声が響き、生徒たちの優しいまなざしとともに、あたたかな時間が流れていました。

練習の様子を紹介した動画が、聖霊コーラスアカデミーのInstagramに掲載されています。ぜひご覧ください。

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翌8日(日)には、ミルハス小ホールにて 室内楽部の定期演奏会 が開催されました。この演奏会には、今年1月から3月にかけて実施したクラウドファンディング「止水板設置プロジェクト」にご協力くださった皆さまをお招きし、生徒たちからの感謝の気持ちを“音”にのせてお届けしました。

会場は、開演10分前にほぼ満席となりました。吹奏楽部から室内楽部へと生まれ変わって2年。ほとんどの部員が弦楽器初心者でありながら、日々の積み重ねの中で音楽を紡いできたその姿に、多くの方々が心を打たれたようです。

3年生
2年生
1年生
スタッフ(卒業生&本校教員)

なお、今年7月下旬に香川県で開催される 全国高等学校総合文化祭 には、本校から 合唱部・室内楽部・ハンドベル部 の3つの文化部が揃って出場することが決まっています。日々の地道な努力と、仲間と響き合う喜びを胸に、全国の舞台でも本校の音楽文化の魅力を存分に発信してくれることでしょう。

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そして、この日曜日にはカトリック教会にとって大切な祭日 聖霊降臨祭(ペンテコステ) を迎えました。「教会の誕生日」とも呼ばれるこの日、名古屋から ディンド神父様(神言修道会 日本管区長)をお迎えし、講演会とミサが行われました。今年は、神言修道会創立150周年という特別な年にあたり、創立者聖アーノルド・ヤンセンの霊性に触れながら、神言会の歴史と現在、そして未来への希望についてのお話を伺いました。

「聖霊」という名を頂いているこの学び舎に集う私たち一人ひとりが、日々の出会いや出来事の中で聖霊に満たされ、その導きのうちに歩んでいくことができますように。

生徒たちが奏でる歌声や音楽、そして祈りのひとつひとつが、その道しるべとなってくれることを願いながら…

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