校長室の窓から

2025年6月3日  燃える思い、今ひらく ~総体を駆け抜けて~

6月、衣替えの移行期間を迎えました。

肌寒さの残る朝、夏服にグレーのカーディガンを羽織る生徒や、冬制服のままの紺ジャケット姿の生徒たちが交差し、校門前には季節の移ろいが映し出されています。

先週金曜日から行われていた全県総合体育大会は、本日、無事に閉幕しました。本校の生徒たちはそれぞれの競技で全力を尽くし、輝かしい結果を残しました。

フェンシング部団体戦で44回目の優勝を果たし、安定した強さを見せました。個人戦でも活躍が光り、それぞれ上位入賞者が、インターハイ・東北大会への切符を手にしました。

テニス部団体戦での24連覇に続き、個人戦でもシングルス・ダブルスともに上位入賞。フェンシング部とともにインターハイへの期待が高まります。集合写真には、晴れやかな笑顔と誇りが溢れていました。

バレーボール部は準決勝で惜しくも敗退したものの、最後まで粘り強く戦い第3位。試合中のコートでは全員が一つになってボールを追い、表彰式では、堂々と胸を張ってコートに立つ姿が印象的でした。

バスケットボール部もまた、一時はリードを奪う場面もありましたが、惜しくも勝利には届かず。しかし、その粘り強さと諦めない姿勢に、大きな拍手が送られました。

卓球部団体戦で第3位。さらに、個人戦ではダブルス1組とシングルス1人が東北大会出場を決めるなど、着実な成果を挙げました。

さらに今年は、剣道に個人で1年生が出場し、初めての全県高校総体の舞台に挑戦しました。大きな経験と学びを得る大会となりました。

この総体期間中、校舎2階ルルド館渡り廊下のペチュニアのつぼみが次々と開花しました。その鮮やかな色と広がる花々は、まるで生徒たちの努力と燃える思いが実を結んだように見えます。

今年の大会キャッチフレーズは、「燃える思い、栄光のつぼみ 今ひらく」


それぞれの競技で懸命に戦った生徒たちの姿は、まさにこの言葉そのもの。次なる舞台へと向かう生徒たち、そして悔しさを胸に新たな目標を見据える生徒たち。一人ひとりの成長と希望のつぼみが、いま確かに開き始めています。

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