校長室の窓から

2025年10月17日  輝く聖霊の秋 — 演劇部最優秀賞受賞!

今週は、聖霊生の多彩な学びと輝きが感じられる数日間でした。

💡AI時代を生きる私たちに問われる「人間らしい知性」

昨日の3年生学年朝礼では、学年リーダーの村上恵子先生が「生成AIと人間の創造力」をテーマに、次のようなある高校生の受験物語を紹介しながらお話してくださいました。

物語に登場するA君は、自分の言葉で小論文を書く練習を重ねますが不合格となり、一方で生成AIを使ったB君が合格します。しかしA君は「本当の実力を見抜けない大学で何が学べるのか」と清々しい気持ちで結果を受け止めました。
このエピソードを通して、便利なAIに頼ることと、人間としての思考や表現力を磨くことの違いが問いかけられました。

AIが日常の一部となった今、私たちに求められているのは、AIの提案をそのまま受け入れるのではなく、人間としての理解力や判断力をもって吟味し、自分の責任で選び取る力です。

村上先生のお話は、AIと共に生きるこれからの社会をどう歩むかを、一人ひとりに深く考えさせる時間となりました。ちなみにこの画像は、生成AIに私のイメージを言葉で伝えて作製した画像です。本校の制服が思うように伝わりませんでした…

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中央地区高校演劇コンクール最優秀賞受賞!県大会出場!

今日、児童会館けやきシアターで開催された中央地区高校演劇コンクールにおいて、本校演劇部が『ユメちゃんはいつも不機嫌』(中田夢花・村山賢志 作)を上演し、見事、最優秀賞を受賞しました。

修学旅行に行けない生徒たちの心情を描いた作品は、時代背景や登場人物の葛藤が丁寧に表現され、観る人の心を深く揺さぶりました。現実を変えられなくても、前を向いて生きようとする高校生の姿――それはまさに、聖霊生の等身大の姿と重なります。

この経験を糧に、演劇部は次なる県大会に向けて、さらに表現に磨きをかけていくことでしょう!

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🎂 聖霊ドミトリーより ~Happy Birthday ❣~

昨夜、学校の敷地内にある生徒寮 “聖霊ドミトリー” では、今年度2回目のバースデーパーティーが開かれました。手作りの料理と笑顔に包まれた温かな時間。学年の枠を越えた仲間と同じ時間を共有し、喜びを分かち合えることが、ドミトリー生活の何よりの魅力です。遠方から入学した生徒たちも安心して学びを続けています。

誕生日の夕食は、特別メニューです。年に1度の自分の誕生日に、食べたいメニューをリクエストできます。

ケーキにロウソクを灯し、”♪Happy Birthday” を歌います。修道院のシスターたちも一緒です。心の中の願いが叶うことを祈りながら、ロウソクを吹き消します。

現在、3年生1名、1年生3名の計4名のドミトリー生が一緒に生活しています。個室は18室あります。入寮を考えてみたい方は、本校事務室までお問い合わせ下さい。

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学び、語り合い、支え合う学校生活。その一つひとつの出来事が、生徒たちの心を豊かにし、光の子として成長する糧となっています。
この一週間に与えられた出会いと恵みに感謝しつつ、来週もまた、希望をもって新しい一歩を踏み出せますように――。

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