2025年10月16日 藝大フィルハーモニア管弦楽団特別コンサート&公開レッスン
秋の雨が静かに降る日曜日、聖霊学園高校の講堂に響いたのは、プロの音楽家たちが奏でる美しい弦の響きでした。
10月12日(日)、本校講堂において「藝大フィルハーモニア管弦楽団 弦楽五重奏コンサート」(秋田県音楽活性化アウトリーチ事業)が開催されました。県内外から多くの皆様にご来場いただき、講堂は音楽の喜びと緊張感に包まれました。

東京藝術大学に所属するプロフェッショナル奏者の皆様 ―
1stヴァイオリン 植村太郎氏、2ndヴァイオリン 村津瑠紀氏、ヴィオラ 麻柄明日香氏、チェロ 山澤慧氏、コントラバス 倉持敦氏 ― による演奏は、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」やドヴォルザーク「弦楽五重奏曲」からの抜粋など、名曲の魅力を存分に味わうことができました。
プロならではの音の響きやアンサンブルの妙を間近で体験することができたことは、生徒にとってかけがえのない機会となりました。
午後には、本校室内楽部をはじめとする「秋田県高校生合同オーケストラ」のメンバーが公開レッスンと合同演奏に参加。演奏家の方々から直接ご指導を受け、音楽に向き合う姿勢や表現の深め方について多くを学びました。


演奏を重ねるごとに生徒の表情が変わり、音楽を通して自分自身の成長を実感している様子が印象的でした。


今回の体験は、技術の向上にとどまらず、「仲間とともに音を重ねる喜び」や「自分の可能性を広げる勇気」を育む貴重な時間となりました。

この経験を胸に、高校生たちがこれからの人生の舞台で、さらに豊かなハーモニーを奏でていってくれることを願っています。
「秋田県高校生合同オーケストラ」は、2026年夏に本県で開催される全国高等学校総合文化祭「あきた総文2026」で、本校ハンドベル部とともに「器楽・管弦楽部門」所属団体として出場します。秋田から全国へ、そして世界へと希望の響きを届けてくれることを期待しています!





