校長室の窓から

2025年5月14日 🌱やわらかな芽生えを感じて~教育実習のひとこま~

今朝、ルルド館2階渡り廊下の片隅に並ぶ植木鉢に目をやると、土の中から小さな芽が顔をのぞかせていました。

大型連休の最終日に蒔いた種が、少しずつ、静かに命を育んでいました。実はこれ、何の種なのか不明です。でも、だからこそ、どんな花が咲くのか、咲かないのか、楽しみもひとしおです。

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教育実習3日目。6時間目のホームルームでは、「ようこそ、先輩」というテーマで、卒業生の田能村羽瑠先生が1年D組の生徒たちにお話をしてくださいました。

「自己紹介」「高校時代の思い出」「大学生活」の三つのテーマで進みました。高校時代には、コロナ禍での修学旅行が県内になったことや、当時の校則や時間割、大学受験の体験談を写真とともに紹介。大学については、カトリック大学での学びや自由度の高い履修制度、サークル活動やアルバイト経験などを、クイズも交えながら分かりやすく語ってくださいました。

生徒たちは先生の話に集中し、笑顔を見せたり、声を出して反応したりと、あたたかく迎える雰囲気が教室に広がっていました。とくに大学のアルバイト体験談などは、想像以上に盛り上がりを見せ、クラス全体が和やかな空気に包まれていたようです。

「自己紹介後は、話しかけてくれる生徒が増えました。今日の時間は本当に楽しかったです」と田能村先生。

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正面玄関前で開き始めたつつじの花のつぼみ。季節とともに、心にもやさしい春が訪れています。

小さな芽が育っていくには、あたたかな光と優しい水が必要です。それは、人との出会いにも言えることかもしれません。教育実習の先生方と生徒たちの間に芽生えた小さなつながりが、これからどのように花開いていくのか、楽しみです。

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