2025年11月13日 2025年度 校内研究授業を実施しました!
本校では、2025年度 聖霊教育重点目標「探究心と主体性を育む授業改革 〜ワクワクする授業への挑戦〜」の実現をめざし、生徒一人ひとりが“学びの喜び”に出会う瞬間を、教職員が力を合わせて創り出そうとしています。
本日の研究授業・授業研究会では、国語科の春日詩子先生(本校講師)に加え、秋田県教育庁高校教育課より5名の指導主事の先生方をお迎えし、6つの教科の授業を深めていただきました。専門的なご助言を頂きながら、これからの聖霊の授業づくりを見つめ直す貴重な一日となりました。
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国語科「古典探究」:2年C組 伊藤容子先生
塞翁馬『淮南子』を読み、「禍福」の思想を自分の経験に結びつけて考える時間となりました。生徒同士の対話から、小さな“気づき”が生まれ、聖霊教育の3本柱の中の真理の探究・使命の探究へとつながる学びが深まっていました。

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地理歴史科「地理総合」:1年 E組 伊藤卓先生

世界の多様な生活文化に触れながら、より良い社会を見据えて多角的に考える力を育む授業。この時間の課題は、写真からケッペンの気候区分を読み取り、仲間と意見を交わし合う活動でした。主体性・協調性・表現力を育む学びが見られました。
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数学科「数学Ⅱ」:2年 B組 小笠原裕先生
本時の目標は「加法定理を利用して2倍角・半角の公式を導く」こと。公式を“自ら導く”学びを通して、三角関数の仕組みへの理解を深め、状況に応じて使い分ける思考力・判断力が育まれます。こうした探究を重ねる中で、日常のさまざまな現象とのつながりが見えてくることでしょう。

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理科「化学基礎」:2年 F組 山田尚光先生

本時の目標は「化学反応による質量変化から化学反応式を推測する」こと。酸化銀の加熱実験で質量変化を測定し、その結果を科学的に分析・考察して自分の言葉で表現することに挑戦。観察や実験を通して規則性を見いだし、物質の変化に主体的に関わろうとする探究的な学びが育まれています。
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外国語科「論理・表現Ⅰ」:1年 B組 工藤啓之先生
動名詞を用いて自分の趣味や関心を表現し、実際のコミュニケーション活動を通して文法の定着を図る授業でした。互いの話に耳を傾け、情報を筋道立てて伝え合おうとする姿勢が見られ、表現力と同時に相手を理解しようとする心が交わる時間となりました。

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保健体育科「器械運動(平均台)」:1年A&C組 井上敬介先生

本時の目標は「スムーズで美しい演技をめざし、仲間と協力して練習すること」。音楽が流れる静かな体育館で、生徒たちは自分に合った技を磨きながら、何度も挑戦を重ねていました。互いの課題を見つめ合い、助言しながら完成度を高めていく姿には、粘り強さと協働の学びが息づいていました。
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講師の先生方からのご助言は、私たちがめざす「主体的に学び、未来を切り拓く力」を育む授業づくりに、光を注いでくださいました。生徒の可能性を引き出すために、どのような問いを投げかけ、どのように学びを開いていくのか――その一つひとつを、教員自身が探究し続けることこそ、聖霊教育の歩みそのものだと感じます。
これからも、教科の枠を超えて知恵を分かち合いながら、生徒たちが“学びたい”と心から思える授業をともに育ててまいります。本日ご来校くださった指導主事の先生方と春日詩子先生のご協力に心より感謝申し上げます。





