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2025年9月28日 「国際ミサ in 秋田 2025」―交わりから学ぶ
秋休み中の日曜日、カトリック秋田教会において「国際ミサ in 秋田 2025」が行われました。
祭壇には世界各国の国旗と花々が飾られ、地球儀を中心に、教会全体が「一つの家族」としての象徴に包まれていました。


ミサには、秋田で暮らしている多国籍の人々が参加し、聖書朗読や祈り、奉納の行列やギター伴奏つきの聖歌など、それぞれの文化が色濃く表れていました。


成井大介司教様が司式され、お説教では、「違う文化の人が同じ地域に住んでいるだけでは、まだ“共生”ではありません。相手が大切にしていることを知り、それを一緒に大切にしていくことが、本当の交わりです」というメッセージを送ってくださいました。成井司教様のお説教の全文はこの記事の最後に掲載しています。ご覧ください。

また、「私たちは皆外国人です。日本人も外国人、ベトナム人も外国人。互いに外国人同士だからこそ、相手を知り、分かち合い、ともに大切にしていくとき、私たちは神の前で一つの家族となれるのです」というお言葉が、心に深く染み通っていくのを感じました。

ミサ後は、参加者全員で記念撮影をし、続いて野外で、各国の料理を囲む交流会が行われました。


参加者の出身地分布です

本校が目指す「グローバルコンピテンス」とは、単なる語学力や海外経験ではなく、こうした「交わり」の中で培われる力です。異なる背景を持つ人々と出会い、互いに学び合い、共に未来をつくる力を生徒一人ひとりが育んでいけるように、これからも学びの場を大切にしていきたいと、改めて感じました。
秋田県内で唯一のカトリック学校として、世界に広がる教会の祈りとつながりに支えられて教育活動を続けられることに感謝いたします。