校長室の窓から

2025年9月18日  セルフコーチングに挑戦 ― 主体性を育む一歩

昨日は2年生の進路ガイダンスの記事がメインになったので、昨日校内で行われた他の活動を紹介します。

午前中、5階音楽室では3年生選択授業「音楽表現」の受講生による 「ピアノ弾き歌いミニミニコンサート」 が行われました。20分ほどの短い時間でしたが、内容はとても濃く、聴きごたえ十分。4人の生徒たちが、それぞれ自分の好きな曲を選び、4月から学んできたコードネーム奏法を生かして、ピアノを弾きながら心を込めて歌いました。


心を揺さぶる歌詞にじっくり聴き入る場面もあれば、軽快で元気を与えてくれる曲、しっとりと美しい歌声など、それぞれの個性が光りました。最後には、4人と顧問の阿部先生による「テルーの唄」のアカペラ三重唱も披露され、温かい余韻が会場を包みました。

/

昼休みには、うれしい報告がありました。1年生の 石川空青さん が、9月6日に行われた「民謡・秋田おはら節全国大会」において 大賞の部・第3位 を受賞したことを伝えに校長室を訪れてくれました。


今回の大会は、石川さんにとって 初めて大人と同じステージに立って競った大会 でした。その中で堂々と歌い上げ、見事に入賞を果たしたことは大きな自信につながったことと思います。これからさらに経験を重ねていく中で、石川さんの歌声がどのように磨かれ、どんな舞台で響いていくのか――楽しみです。

/

そして午後は、1年生の「総合的な探究の時間」。今年度本校で初めて導入した 「セルフコーチング講座 by 7つの習慣 J 」がスタートしました。探究学習に必要な「主体性」を育むことを目的とし、全7回のプログラムを通して、

  • 自覚(自分を客観的に見る力)
  • 想像(ありたい姿を考える力)
  • 良心(より良い価値観を選ぶ力)
  • 意思(決めたことをやり抜く力)
    の4つの力を伸ばしていきます。

初回のテーマは「対話」。目標達成に向かって語り合うことの大切さを体験し、各クラスでは「アドジャン」「リンキンボム」というワークを通じて「質問する力」を磨きました。

探究的な学びを深め、将来の生きる力を育てていくために、この7回のプログラム「セルフコーチング(自己対話)」をしっかり自分のものにしていってほしいと願っています。

生徒たちが自分らしく表現し、挑戦し、仲間と対話しながら学んでいく姿は、どれも本校の建学の精神 「One Heart, Many Faces~人を結び、世界を結ぶ~」 につながる学びです。音楽を通して心を届けることも、探究の時間に対話を深めることも――その一つ一つが、人と人を結び、未来へとつながる学びの力になっていくことでしょう。

お電話・FAXでのお問い合わせ