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2025年6月23日 宗教をこえて、心をひとつに 〜合唱部、珠林寺のイベントに〜
日曜日の朝、ルルド館2階の渡り廊下で、一つの嬉しい発見がありました。昨年の秋、何の種かも分からずに植えた小さな鉢から、可憐な花が咲いたのです。

咲いたのは、優しいピンクのナデシコの花でした。誰かが静かに与えてくれたいのちが、確かな形となって私たちの前に現れてくれたようです。ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」とされています。
この日、秋田市下浜にある珠林寺(クリスマスローズの里としても知られる)で行われた地域イベントに伺いました。本校合唱部がご招待いただき、仏像の前で聖歌を捧げるという貴重な機会をいただいたからです。

合唱部の歌声が本堂に響き渡ると、集まった地域の皆さまから大きな拍手が送られました。その中には、小さなお子さんやご高齢の方々の姿も。



中でも感動的だったのは、地元の茂木美竹・風歌ミュージックスクールの小・中学生の皆さんと共に、下浜の子どもたちのために20年ほど前に作られた歌を合唱した場面。世代や立場をこえて、音楽を通してひとつになった瞬間でした。


本堂のステージや屋外の特設ステージではさまざまな発表が行われ、境内ではクリスマスローズのフォトコンテストや手作り小物の販売、地域のお店によるたい焼き・お豆腐・野菜などの出店、子ども縁日やキッチンカーまで、にぎやかなお祭りのような一日となりました。
宗教や文化、世代の違いをこえて、誰かと心を通わせる時間があります。音楽を通して、また、小さな花の開花を通して、そんな「つながり」の尊さを改めて感じた一日でした。
