2025年5月23日 聖霊に満たされて ~聖霊降臨祭~
「聖霊」の名を学校名としていただいた私たちの学校では、毎年「聖霊降臨祭」を大切に祝い、その精神にふさわしい一日を過ごします。



教室朝礼の後、全校生徒が体育館に集い、厳かにミサをささげました。


導入の言葉では、イエスの弟子たちが聖霊によって勇気を与えられ、世界中に神の愛を伝えに出かけていった出来事が語られました。そして、弟子たちのように、私たちも「愛を言葉や行動によって伝える」ために派遣されていくことを確認しました。


奉仕活動に出かける私たち一人ひとりの心にも、あたたかな光が灯されますように、と祈りました。


ミサ後は、全校で奉仕活動を行いました。2年生、3年生、そして1年生の一部は、地域の福祉施設や教会へ。


地域の皆様と心を通わせながらの奉仕となりました。
また午前中、1年生は全員で、中通リハビリテーション病院に届ける壁掛けブーケの制作をしました。



午後には、1年A組の生徒たちが全員で聖堂の大掃除を担当。約200脚の椅子を外に運び出し、床や椅子、ロビーや2階、すみずみまで清掃しました。



長い歴史の中で多くの人々の祈りがこもっているこの建物とともに、心の中までピカピカに磨かれたようです。
その他の1年生も、子育て応援団体のための工作、フードドライブの仕分け作業、「おさがりの会」へ届ける学用品の整備、ケアベースのための新聞紙畳やタオル切りなど、手を動かしての支援に取り組みました。

それぞれの場所で、それぞれのかたちの「愛の実践」。私たちが受けた聖霊の恵みが、誰かの笑顔につながりますように――。そのような願いが込められた、心に光が灯る一日となりました。聖アーノルド・ヤンセンとマザーマリア、マザーヨゼファ、シスターピアはじめ学園創立世代のシスターたちも、こんな私たちを見守ってくださっていました。
今年の教会の暦では、世界中の教会で聖霊降臨をお祝いするのは、6月8日(日)です。