2025年5月7日 「あなたがたは力を受ける」~聖霊降臨祭に向けて~
大型連休明けの朝、ヤンセンホールで目を引く光景がありました。オレンジ色のクンシランが見事に花開き、朝の静けさの中に明るい彩りを添えてくれていました。


「聖霊」という校名をいただいている本校は、毎年、「聖霊降臨祭」を盛大にお祝いします。今年の教会の聖霊降臨祭は6月8日ですが、本校では一足早く5月23日にお祝いします。朝礼では、次の聖句が校内に響き渡りました。
「あなた方の上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける」(使徒言行録1章8節)
この聖句を紹介してくださったのは、3年生学年リーダーの村上恵子先生です。「聖霊」とは、ヘブライ語で「風」や「息吹」を意味すること、そして先月の静修で神父様から聞いた「愛とは、相手を大切にすること」というメッセージとをつなげながら、私たち一人ひとりが誰かを思いやり、支え合うための力を「聖霊」が与えてくださるという励ましをいただきました。
村上先生の聖句の紹介はこちらをご覧ください。
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午後には、1年生の合同ホームルームで「聖霊降臨祭」の奉仕活動に向けた準備のひとつとして、「学用品おさがりの会」代表の近千穂さんをお迎えしました。絵の具セットや裁縫道具、ランドセルなど、使わなくなった学用品を必要とする人とつなぐ活動についてお話いただきました。本校の合唱部が続けている、アフガニスタンにランドセルを送る取り組みが本校との交流のきっかけになりました。


近さんは、整理収納アドバイザーとしても活動しておられます。片づけやものの循環を通じて、地球温暖化などの課題解決をも意識した取り組みの大切さを語ってくださいました。一人ひとりの小さな行動が地球規模の変化へとつながっていく——そのことを実感する時間となりました。

冬の間、寒さをしのぐために校長室で過ごしていた鉢植えの植物たちが、2階の渡り廊下へと移動しました。やわらかな日差しを浴びながら並ぶその姿にも命の力を感じます。
学校全体が“新しい息吹”に包まれていくこの時期、聖霊降臨祭前の良い準備の時となりますように。