2025年12月4日 静けさのうちに灯る“目覚めた心”
昨日の放課後、本校聖堂では、待降節ミサが厳かに行われました。各クラスの代表生徒、教職員、合唱部、そして「聖書に親しむ会」に参加されている保護者・地域の皆さまが集い、クリスマスを迎えるための大切な準備の時をともにしました。

澄んだ歌声が響き渡る聖堂、祭壇前に整えられた馬小屋の佇まいは、ひと足早くこの季節の希望を私たちの胸に呼び覚ましてくれました。
司式はカトリック土崎教会のエジルソン神父様。いつも私たちの日常に寄り添い、心にしみるメッセージを語ってくださる神父様は、この日、「目を覚まして用意していなさい」という福音をもとに、日々の暮らしのなかで心の灯りを守り続けるための具体的な姿勢を優しく示してくださいました。


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今日は、3年生の選択授業「書道探究」が行われている5階の芸術室に足を運びました。5名の留学生も加わり、国籍を超えて共に学ぶ豊かな空気が教室いっぱいに広がっています。


静かな呼吸とともに筆を運ぶ時間は、心を整え、自分の内側と向き合う貴重なひとときです。
留学生の皆さんも、集中したまなざしで一画一画を大切にしながら、自分の作品を生み出していました。その真剣な姿に、日本人の生徒たちも刺激を受け、互いの頑張りが心地よく響き合っているように感じました。



後藤武之先生から添削を受け、うなずきながら再び筆を執る生徒。納得いくまで紙と向き合い、何枚も挑戦し続ける姿。文化は違っても、「よりよい表現を求める心」は同じであり、その姿勢こそが学び合いの恵みとなって広がっているのだと思います。



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そして――心躍る朗報です!
昨日、12月3日に開催された全日本学生音楽コンクール全国大会・声楽部門(高校の部)において、本校3年生 鈴木彩花さんが第一位 の栄誉に輝きました。
この知らせは、思わず息をのむ喜びのニュースでした。彩花さんの日々の積み重ねと音楽へのひたむきな思いが、校内に新たな光をもたらしてくれました。

生徒たちは「真理を求め、与えられた力を磨き、ともに成長する」 という姿勢を静かに、しかし力強く示してくれています。一人ひとりの小さな光が集まり、冬の空気の中であたたかく輝きますように。その光がクリスマスの希望へと続く道を照らしてくださいますように。





