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2025年9月12日 静けさの中に広がる秋
今週もあっという間に一週間が過ぎ、平和のうちに週の終わりの日を迎えられることに感謝します。世界各地で戦争や対立の報道が続く中で、こうして日常を大切にできることの尊さを思わされます。
今朝、生徒たちが登校する時間に、正面玄関前にあるベニヤマボウシの木がほんのり色づいているのに気づきました。まるで秋の訪れを知らせるかのようです。

左の写真は校舎側から眺めたベニヤマボウシ。右の写真は道路側から眺めたものです。

この木は平成12年度の卒業生から贈られた記念樹で、2年前に本校を襲った浸水被害の際の水深を示す跡が今も残っています。2年前の今ごろは、本格的な復旧工事がまだ始まっておらず、先行き不透明な状況の中で授業を再開していたため、紅葉に目を留める余裕すらありませんでした。
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午後、校内を歩いていると、夏休み明けに本校にやってきた2人の留学生、YamaさんとRebecaさんが、書道の授業に参加している姿に出会いました。教室に足を踏み入れた瞬間、静けさが漂い、まるで別世界に入ったような空気が広がっていました。この授業に参加していた5人のうち、日本人は2人、あとの3人は外国籍の生徒たちでしたが、国籍の違いを超えて、同じ書に真剣に向き合う姿が印象的でした。


2人は背筋を伸ばし、堂々と筆を運び、立派な作品を次々と書き上げていました。

この穏やかな日常に感謝しつつ、明日からの3連休(土・日・敬老の日)をはさんで、来週もまた生徒たち一人ひとりにとって恵み豊かな一週間となりますようにと願っています。